ママ時々ナース

子供との日常、看護師×ママの両立

産後鬱だった話

今振り返ってみると、上の子を出産した後の私は全く持って余裕がなく産後鬱の状態だったと思います。

 

産後まだ入院している時期から、主人の面会が終わり一人で子どもを見ていることにとてつもない不安を感じていました。

なぜ泣いているのか分からず不安に押し殺され、泣いている我が子を抱っこしてあげることもせず、ただぼーっと見ていたこともありました。

なんで不安だったのか、今振り返っても理由が分からず。漠然とした不安が常にとりついていた気がします。

助産師さんに相談したかったのですが、私自身が看護師だから大丈夫でしょと声をかけてもらうこともできず。迷惑をかけてはだめだと相談することもできず、、、

いやいや!!看護師だとしてもママとしては一年目だからーーー!!

今なら声を大にして助産師さんたちに伝えたい!看護師だからの差別辞めて!!

 

と、まぁそんな不安を抱えながらの子育てをしていたものだからなのか、子どものことをかわいいと感じれないことも多くあり、私が本当に母親でいいのかとさらに悩み負のループにはまっていってしまいました。

子どもの成長を他人と比べてしまったり、小さな変化に敏感になってしまったり、、、

周りに迷惑かけるのではないか、ママ友もいなくて一人で散歩なんてしていたら変に思われないかなど意味のわからない不安や恐怖を感じ、子どもを連れて一人で街に出ることすら、億劫でできず引きこもっていました。

そんなときに、嫌でも外出しなければならないイベント乳児健診がありました。

我が子と月齢の近いベビーちゃんに会えるチャンスと少し楽しみにしていたのですが、周りのベビーちゃんの成長と我が子を比べてしまい不安に押しつぶされそうになってしまいました。そこへ追い打ちをかけるように診察のとき、泣き止まない我が子に対して『この子変なんじゃないの』と小児科医に言われ我慢してきたものがすべて爆発しました。

人って感情が爆発すると感情が死んで何も言えなくなるんだなーって思いました。

その後も、様々なことで悩みぬきました。

動けるようになったら、じっとできず外でも大暴れをしたり。話せるようになったらママ嫌いと言われたり。ご飯は投げ捨てられたり。他の子と比べては落ち込んだり。

本当にどうすればいいのか分からず。しかし、悩んでいることを他人に知られたくなくていつも楽しい振りをしていました。

こんな、負のループだらけの育児から抜け出した理由は子どもの笑顔でした。

一緒に遊んだり、ハグをしたり、ご飯を食べていたりする時にふと、我が子を見たときにすんごい、もうものすんごい、いつも一生懸命な顔をしていたの。私と目が合うとにこって笑ってくれたのを見て、私なんで悩んでたんだろうと思うようになりそこからは我が子だけをまっすぐに見ることができるようになった気がします。

不安が軽減してくるといつも周りで主人だったり兄弟、友達が支えていてくれていたことに気が付きました。

不安に押しつぶされていたときは周りの優しい声ですら自らシャットダウンしふさぎ込んでしまっていたんだなと改めて実感できました。

きっと、周りの声もあって我が子のことを正面から見ていくことができるようになっていったのもあっただろうなと思い感謝しかありません。

産後鬱状態になるのはホルモンバランスや初めての経験で不安が大きくなってしまい自らがふさぎ込んでしまっているのも大きな要因の一つだと思いました。

そして、そこで周りがどう声掛けをしてあげられるのかがとても大切と感じました。私のように、信頼にある立場の医師から心無い言葉をかけられたら余計にふさぎ込んでしまう。

逆に、あそこで温かい言葉をかけてもらえていたら何か違ったかもしれない。

私が出産・育児を経験して、出産・育児はママの体だけでなく心もすり減らしてしまうため周りがしっかりサポートしてあげることが大切だと思いました。

 

あの頃は不安を感じすぎて子育てを全く楽しめなかったから、これからは思いっきり楽しんで子育てしていけたらいいなと思います。

悩むことも多いけど、やり直したいと思えたらいつだってやり直せる!

今日もまた子育て楽しむぞ!フレフレ私!がんばれがんばれ私!!!!